洗面室について
洗面室は家族が毎日何度も使う場所で、顔を洗ったり、歯磨きをしたり、髪を乾かしたり、たくさんの行為をする場所です。自邸であるmarblingの洗面室は脱衣室も兼ねているので、洗濯物をたたんだり、体を拭いたり、さらに行為が増えるため収納計画や家事動線はとても重要だと考えています。そういった意味で、洗面室は設計する上でとても重要な部屋であると思っています。
洗面室を使いやすく計画するとともに、空間も豊かにしたいと考えているので、それぞれの用途と行為、収納する物を整理して、造り付け収納を4つ計画しました。
1.洗濯機の近くの収納は、洗濯機と洗濯カゴを下に納めて、上部に下着や肌着、タオル、洗剤類や掃除道具などをしまえる収納をつくりました。
洗濯機の洗剤投入カバーの蓋の高さを考慮していたり、ティッシュボックスを納める工夫をしています。
2.洗面カウンターの収納は、内部にコンセントを設置したドライヤー・アイロンをしまう引き出し、子供の下着、肌着、パジャマなどをしまう引き出し、化粧品などをしまう引き出しを計画しました。
3.洗面カウンターの側面には、内部にコンセントを設置した歯ブラシや歯磨き粉・整髪料などをしまえる収納を計画しました。
4.洗濯スペースの浴室上部にあるニッチには、物干しのためのハンガーや洗濯紐などを収納しています。
ハンガーパイプを設置して、雨の日や寒い日などをここで洗濯物を干せるようにしました。
洗面室と子供室を洗面カウンターでつなげ、中間の位置に洗濯スペースを計画しています。
今後の住宅の設計においても、お施主さまのご要望を細かくヒアリングして、豊かな生活が送れる提案をしていきたいと思っています。
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