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松濤の家
この計画は、渋谷区松濤に建つマンションにご夫婦2人が暮らすためのリノベーションである。
クライアントのご要望として、LDKの広さと収納量の確保を希望された。
既存の2LDKの間取りを極力残しつつ、LDKと隣り合う寝室との間仕切り壁を下げて、上部に格子窓をつくるとともに、コーブ照明を連続させることで、視線の抜けとあかりの連続をつくり出しLDKの広がりが生まれた。
また、廊下を縮小してLDKの面積を確保した代わりに、廊下の天井ルーバーをキッチンと寝室まで連続させることで、
お互いの室が視覚的な広がりを感じ合える空間となった。
限られた床面積のなかで、「視線の抜け」と「天井の連続性」を操作することによって広さを感じられる空間とした。

東京都渋谷区
2019.12
renobation
photo:大沢誠一
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