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半蔵門の家

心地よい距離感を感じる家

都内の築46年のマンションにご夫婦2人が暮らすためのフルリノベーションの計画。

回遊する動線や各部屋の仕切り方を工夫することで、繋がりと広がりを感じられる空間構成とし、

素材を絞り込み抑揚とバランスを整えることでシンプルながらもオリジナリティのある空間となるように計画した。

LDKはT字のコンクリートの梁で区切られた天井でリビングとダイニング、キッチンと緩やかにゾーニング。

キッチンは料理好きな奥様のためⅡ型の対面キッチンとし十分な広さをとり、料理しながら食事を楽しめる大きなワンルームのLDKを提案した。

3.2mと大きなキッチンカウンターだが主張しすぎず、LDKのアクセントとなるようにタンボアの面材仕上げと、

角をアールにすることでLDK全体的にバランスの取れた空間になるように計画した。

LDKの奥の窓に面する空間は旦那様の趣味の部屋。間仕切りながらも繋がりと広がりを感じられ、

またLDKへの採光も確保する為に上部をガラスの木製建具を採用した。

LDKに隣接する寝室にも同様に室内窓を設けて、どこにいても心地よい距離感を感じられるような計画とした。

千葉県 設計事務所

東京都千代田区

2024.10

renobation

photo:大沢誠一

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