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こどものおもちゃをしまう場所について

こどもがまだ小さい頃はおもちゃが散らかってしまうので、小さなお子さんがいるご家族の住宅を設計するときにはおもちゃを片付けられる収納を意識するようにしています。

自邸であるmarblingでは、家族が一番居るリビングの近くでこどもがおもちゃで遊ぶ時間が多いと考えたので、リビングとダイニングの間に設けた開口枠の側面におもちゃをしまう場所を計画しました。

子供にはなるべく自分でおもちゃをしまってほしいと考えたので、楽しくおもちゃをしまえて、ごちゃごちゃにしまっても大丈夫なようにおもちゃをしまう場所を建具で隠せるようにしました。建具はフラットに納まる金物を使用して、カバンなどをひっかけられるフックを把手代わりにつけました。

いろいろな高さと位置に大小さまざまなフックをつけたので、気分に合わせて把手を選んで開けたり閉めたりしています。

建具を開けると、おもちゃをしまう可動棚の他に、カーテンと引き戸をしまう場所を計画しました。

引き戸はガラスではなく、アクリルでつくっているので小さな子供がぶつかっても危なくないように配慮しました。

コンセントは欲しかったのですが、コンセントプレートを露出したくなかったのでフローリングを蓋になるように加工して奥の収納の中にコードが入るように工夫しています。

また、カーテンと引き戸を納めているので、リビングが片付いていなかったときはカーテンを閉めたり、テレビを集中して観たいときは引き戸を閉めたり、職住一体の建築なので打合せ中には、ダイニングが打合せスペースになるので、カーテンと引き戸を両方閉めてリビングと打合せスペースを仕切れるようにしています。


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